おはようございます。葛飾区議会議員の高木信明です。
あいにくの雨、体育祭延期実施のはずの大道中学校、双葉中学校の生徒さん達の残念な気持ちが推察される朝となりました。
さて、ここ数日のうちに区内のあちらこちらで巨大ポスター掲示板が早くも登場し、
「えっ、都議選の掲示板にしては大きすぎるのでは?」と驚かれた方も多いのではないでしょうか。
実は――
6月22日投票の都議選と、7月に予定される参院選の掲示板を“兼用”することで、都全体で税金数億円規模の節約が見込まれています!

※以下、chatGTP o3を活用してデータを調べまとめました。
1.掲示板は都内に何カ所?
東京都選挙管理委員会の聞き取りを報じた記事によれば、
都内の公営ポスター掲示場は1万4,230カ所。
(候補者が急増しても足りるよう、最大72枠対応の大型仕様です。)
2.1基いくらかかる?
日の出町の最新入札結果を見ると、
50基で132万円=**1基26,400円(設置・撤去込み)**という数字が出ています。
都心部は若干高めですが、概算のベースとしては妥当です。
3.「兼用」でいくら浮く?
通常(2回立替) 兼用(上貼り板だけ追加)
1基あたり 26,400円 ×2 = 52,800円 26,400円+約8,000円(薄板) = 34,400円
都内総額 約 7.5億円 約 4.9億円
節 減 約2.6億円
※上貼り板は本体の3割程度という都区部ヒアリング値で試算。
※大型仕様や人件費高騰分を上乗せすると、6~8億円規模になるとも言われています。
4.葛飾区では?
葛飾区の「公営ポスター掲示場」は 区内に438カ所 あります。これは区の選挙管理委員会が毎回の選挙(区議選・都議選・衆参選など)ごとに設置・管理する正式な選挙ポスター専用ボードの総数です。
同じ計算式を当てはめると――
• 通常 52,800円 × 438
=2312万6400円
• 兼用 34,400円 × 438
=1506万7200円
• 節減効果 805万9200円
「800万円=決して大きくはないが、用途を絞れば光る金額」 です。使い方しだいで町会や避難所の安心度をグッと底上げできます。
例えば感震ブレーカーの導入への補助、屋外防犯兼監視カメラの増、AEDパッケージ+町会訓練助成を進めるなど、
葛飾区が取り組んでいる防災や防犯などの区民の安全安心に対応する施策への活用が期待できます。
ちなみに、
掲示板の設置場所については、
町会や商店街の掲示スペースだけでなく、公園・公共施設前など、概ね徒歩数分圏内に1枚は見つかるよう掲示板を分散配置。
車通りよりも“生活動線”を優先して設置しているのが葛飾区の特徴です。
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5.環境とスピードにも◎
*廃材処理が半減 → 約220トン分の合板を削減(都全体試算)
*設置・撤去の作業員動線も1回で済む → 交通規制の時間短縮
掲示板まで“ダイエット”すれば、
環境にも人手不足対策にも効く――
まさに一石三鳥の取り組みです。
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6.高木信明の視点では、浮いたコストの再投資を提案します。
・防災倉庫の備品更新
・消火器など防災資機材購入支援
(6/6一般質問の予定)
また、区民の声を募集中です。
「私ならここに使ってほしい!」というアイデア、ぜひコメントやLINE公式へお願いいたします。
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まとめ
掲示板を1回で使い回すだけで、都全体で最大8億円、葛飾区でも約800万円が抑えられる。
そのお金を“未来への投資”に回し、賢い行政運営を進めましょう!
引き続き、「もったいないをチャンスに」――
皆さんと一緒に、ムダゼロで安心・安全な葛飾をつくっていきます!